フォルクスワーゲンの新型車T-Cross (Tクロス)が発表されました。
VWの名車Polo(ポロ)をベースにSUV化した車種です。
フォルクスワーゲンの最少SUVの実力はどうなのか?
特徴をしっかり見ていきましょう。
外装は文字通りポロのSUV版
VW T-Cross (ティークロス)はポロをSUV化したデザインです。ポロと同じくMQBプラットフォームを使用しています。
では「ポロとそっくりか?」と言われればそうとも言えません。ポロっぽさはあるもののVW社の最小SUVとして同時のデザインが与えられています。
このサイズの車はSUVっぽさを出すにはなかなか難しい大きさでデザインの幅も限られています。そこをなんとかSUVっぽく仕上げてきたなという印象です。
小型車はなんとなくかっこが付かないイメージですが車高をあげるだけでここまで見栄えが良くなるんですね。
リアライトのデザインを含め後ろから見た時野暮ったさがありますが、VWらしいと言えばらしいデザインです。
内装は豪華ではないが、機能美がそこにはある
フォルクスワーゲンはドイツ車ですがベンツやBMWと比べると安価ということもあり豪華さはありません。
VWが目指すのは道具としての「究極」。
内装には機能美が詰まっています。
プラスチッキーな質感はいなめませんが、これで十分という割り切りがVWにはありますね。
メーターパネルが全画面液晶だったり、ステアリングが新デザインだったりしっかりマストな装備は設定されている様子。
フォルクスワーゲンの質実剛健な雰囲気を堪能できるのではないでしょうか。
ポロかゴルフを迷た時の決め手は後ろの荷物の空間の大きさ!!という人も多いように、このサイズの車を買うにあたって一番気になるのが荷室の容量ですよね。
Tークロスは385〜455リットルですので、しょうがないですが大きくはないですね。
スキーやスノーボードをよく行く人はキャリアが必要かもしれませんね。
サイズ
全長4110mm、ホイールベース2560mm
安全技術はフォルクスワーゲン最新のものを装備
Tクロスは安全装備を最新のものが用意されます。
歩行者モニタリングと自動ブレーキシステムを備えたフロントアシストエリアモニタリングシステムはもちろん標準装備。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)、パークアシスト(駐車支援システム)といった機能もオプションとして用意されます。
新型Tクロスのパワートレーンはどうなる?
ガソリン仕様が3種類、ディーゼル仕様が1種類設定されます。
燃料ガソリンモデル
エンジン種類 | 直3直噴ターボ | 直3直噴ターボ | 直4直噴ターボ |
---|---|---|---|
排気量 | 1.0L | 1.0L | 1.5L |
最高出力 | [95]70kW | [115]85kW | [150]110kW |
ディーゼルモデル
エンジン種類 | 直4直噴ターボ |
---|---|
排気量 | 1.6L |
最高出力 | [95]70kW |
Poloに4WDが設定されていないのでTクロスはSUVではあるもののFFのみの可能性もあります。
新型Tクロスの価格は?
まだ日本での価格は発表されていません。
ドイツでの予定販売価格は17,975ユーロ(約230万円)からと低価格の設定です。
日本で導入される時どのくらい値上げがあるかわかりませんがポロが209万円~ですのでTクロスは260万円~を期待したいところ。
かなり安い値段で発売されれば『c-hr』や『CX-3』の競合車になるかもしれませんね。
発売日は未定。2020年予想
日本への導入は2020年と予想されています。
2019年との予想もありますが現実的には2020年になりそうです。
フォルクスワーゲンT-crossは買いか?
フォルクスワーゲンTクロスはプラットフォームがポロと同じMQBプラットフォームですので走りは間違いなく良いでしょう。
フォルクスワーゲンの車種全てに言えることですが道具としての素晴らしいのが特徴です。
VWは欲しいけどポロだと奥様カーっぽい…と思っていた方には最良の選択肢となるはずです。
しかし、このクラスは超激戦区。ベンツの『GLA』やアウディの『Q2』などの欧州車軍団をはじめ日本メーカーも優良車種を出しています。
そうなってくるとめちゃくちゃ悩ましいところ…
車購入は”悩んでいる時が幸せ”と思っているので、小型SUVに新たな選択肢が増えたということで思う存分悩みましょう!!
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